2015年8月3日月曜日

サバイバルレース

 長良川国際トライアスロンは、申し込み時点でも、大会当日の気温が高く、非常に厳しい環境下での大会と承知しておりましたが、ここまで熱いとは・・・。

前日受付の会場に豊橋(愛知県東部)から西へと車で進むにつれ、車中に表示される外気温がグイグイと上昇していき、岐阜羽島に着く頃には40℃に達していました。

低年式タイプのカーエアコンでは、その気温に勝る冷風で車中を冷やす事も出来ず、若干の目まいを感じつつ受付をすましましたが、大会前にしてすでに高気温にやられ体調不良を感じ、トライアスロンに対するモチベーションはダダ下がりの中、説明会を受ける。

養豚場の豚が、サファリに投げ出されたらこんな気持ちなんだろうな、と想像する事が容易なほど、説明会場に集まっている、コンガリ焼け、暑い中練習頑張って来ましたよと、精悍な顔つきをされた、アスリート様がほぼ99%の中、養豚場の豚さんは会場の隅っこで久しぶりに浴びた日光で体調不良を起こして、もうクタクタ感を盛大に出しつつ、餌にされないようにおとなしく、説明を聞き、明日のレースでコテンパンにされる事を想像していました。

小牧に予約を取ったホテルに向かいながら、道中カツヤでヒレカツ丼を摂取し、はしごで藤一番でラーメンから揚げセットを平らげてご満悦になった養豚場の豚さんでした。

小牧キャスルホテルには天然温泉が有り、そこに浸かって久しぶりのロングドライブ(私的に)の疲れを取ることができました、何となく温泉旅行的な気分も味わえ快適に過ごすことが出来ました。

大会当日の朝、いつもの起床時間と同じ5:55頃に目が覚め、レースNoをガンダムプラモデルを子供の頃にこんな風にして作ったな~、などと昔を懐かしく思いながら、肩にペタ、メロ~ンっと付け、会場に向けて出発。

会場に着く頃には気温は30℃近くになっており、自転車や何やらの準備をしているだけでも、汗がポタポタと流れ、心の中で「異常な暑さのため本日の大会は中止です」とアナウンスしてくれても、文句は無いですし、正しい判断ですし私は望んでいますし、サッと帰宅しますよ~、っと顔にも出さず、声にも出さず叫んでいました。

バイクラックに自転車をスタンバイする頃には、頭がボ~としてきて注意散漫君になっていました、
ペットボトルから、自転車に装着したエアロバーの間に着けるエアロボトルに、ドリンクを移し替えるときにボケボケしていたために後でトラブルが・・・。

スイムウォームアップの時間になり、温めの清流で川遊び、本日一番楽しかった時間だったかもしれません。

プカプカ水遊びしていると、競技距離の短縮のアナウンス、残念がる声を上げる方々も見えましたが、私的にはもっと短縮してもいいよ、っと心の中で叫んでいました。

そんなこんなで、頭ボ~っとしたまま大会スタート!ぬる~い中に、たまに冷たーいををを感じる水温の中をいつも通りのマイペース泳法で、競い合うことも無く、小突きあう事まなく、30分程でスイムパート終了、成長が無い事を悲しみながらバイクパートへ。

ひたすら熱く熱風を浴びながら、フラフラと走っていると、前輪から何やら異音が聞こえる事に7キロ地点で気づき、止まって確認してみると、エアロボトルを固定するバンドが緩んでいて、前輪と接触していました。


バンドを締め直していると、自動二輪車に乗った大会スタッフの方に、「体調不良ですか、大丈夫ですか、無理をしないで下さい、なるべく早くリタイヤしてね」と心配をかけてしまいました。

しかし、心はすでにリタイヤしていましたが、周りのアスリートの皆様が元気に走り回っているのに
触発され、養豚場の豚さんも触発されれば木に登る的な感じで、どうにかこうにか記憶が曖昧なままゴールしていました。

バイクパートの後半からランパート経て、ゴールするまでの間、暑い、辛い、苦しい、喉が渇いた、シュワシュワした物が飲みたいと思っていた位の記憶しか残っていません。

タイム、記録、順位そう言った事が気にならなくなり、ボランティアスタッフの皆様のお陰で完走する事が出来たと、感謝の気持ちで一杯になった大会でした。

それにしても37℃を超えた環境でトライアスロンって危険だな・・・。

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