4月なのに寒い日が続き、温暖化の影響か数十億年の地球環境変化過程の一端に過ぎないのか、平年並かそうではないかでキャンキャンと吠えてしまう、自分の小ささに空を見上げて反省したいところです。
そろそろ今年の出場するトライアスロン大会を、どれにしようかとあれこれ考える時期にもなりました、出場する大会はまだ決まっていませんが、伊良湖トライアスロンの申し込みはしようと思っています。
これから出場するであろう大会を妄想しながら、ホイール整備でもしておこうと思い、ボーラONEのハブ調整。
オーディオ関連ではエージング(エイジング)と言う単語をよく聞く事が有りましたが、自転車関連ではエージングなどとゆう言葉は聞いたことが無い様な気がします。
「このスピーカーまだ買ったばっかりだから、全体的に音が硬いし、低音もボトムエンドまで伸びるって感じじゃないみたい、まだエージングが足りないのかな~」などと使われていた様な、違う様な。
機械物は各部の部品同士の馴染みが出るまで、慣らし作業、当たり付け作業の様な事をする事がよくあり、代表的な物は自動車ではないかと思います、「慣らし運転」ってやつですね。
そのエージングが完了しないと、本来の性能を味わえないらしいですが、オーディオ関連ではそのエージング方法であれやこれやと、論争が盛り上るそうで、波や風の音を何日間鳴らし続けると良いやら、大音量で数時間鳴らすやら、ピンクノイズがドーノコーノやら、奥の深い趣味の様で。
自転車関連も奥の深い趣味の一つだと思いますし、ロードバイクにもエージング方法で何かが、何とかなるなどと言う話は、あまり耳にしたことが無い様なかがします。
購入したばかりのホイールを、良い悪いなどと感想を聞く事は有りますが、「粘度指数の高いグリスで玉当りも強めで、じっくり丁寧にエイジング中だから、今日はゆっくり走ります」などと言うこだわりを持っていたら、素敵な気もします。
カンパニョーロのカップアンドコーンタイプのハブは、エージングがある程度必要な様で、玉押し、玉受け面が、ベアリング玉の回転した跡が鏡面加工されたようになっていると、エイジングがなされシビアな玉当調整ができるようになるそうで、私のボーラONEのハブもチェックしたところ、ベアリング玉が転がっているであろう場所だけが、光の反射の加減が変わっていました。
フリ 側玉押し
反フリー側の玉押し、両方とも削れや、傷もないのですが、ベアリング玉の回転跡の光沢が違っていました。
玉受け面、ベアリング玉が転ってる箇所だけが、綺麗に鏡面になっていました。
舟近精工製のセラミック玉を、ボーラONE購入時から使用してきましたが、穴が開いたり、ベアリング玉が割れると言う事も無く、約6年程使用できています。
玉当調整も随分と追い込める事が出来(新品もしくは、使用時間が短い時は、ガタが出る締め込み位置と、ガタが出なくなる締め込み位置に、随分と曖昧な締め込み角度が有ったのですが、今回は1度有るか無いかのシビアな感じで、精密な事やっている感が有りました)大変楽しい趣味の時間が過ごせました。
なおこ調整が上手く出来たところで、良いタイムが出たり、素晴らしく登り坂が楽になるわけではないと思います、機材に愛着が沸き、大事に使うようになる位でしょう。